インプラントブログ
インプラントを支える骨を増やすネオボーンが薬事認証
インプラント手術や歯周外科を行う場合、
歯を支える歯槽骨が薄くなったり欠損したりした患者に、
欠けた部分を再生させる人工骨の商品化に医療機器ベンチャーがこぎつけ、
1月、厚生労働省から薬事承認を得たそうです。
インプラントの埋め込みが難しかった患者もこの人工骨を補填すれば可能になるようで
広島大学病院の治験では、患者23人に、0.5〜1ミリの顆粒状のネオボーンを補填し、
半年後には周辺骨と一体化し、雑菌による感染症も起こさなかった。
日本の場合、世界と比較して健康保険が安くて充実しているため、
歯科医師も患者も歯周病で歯がグラグラでも残そうとする。
このため、歯槽骨が大ダメージを受け、その後の
入れ歯やインプラントで大変な苦労をされている方が少なくありません。
当インプラントセンターの患者さんも、大きな骨欠損でインプラント希望の方が多く、
難しい骨増大手術を併用しながらインプラント手術を行っています。
そんな時、このネオボーンがあれば、
もっと楽に確実に骨を増やせるのではないかと期待しております。
2010年3月9日 大名歯科院長