広島インプラント予防歯科(三原市)

非常識なインプラントの真実

HOME > 非常識なインプラントの真実

非常識なインプラントの真実

専門家にとっては当たり前のことが、一般的には当然でない非常識があります。
医科や歯科ではよくあることかも知れませんが、ここでは特にインプラント治療について話したいと思います。

· インプラント治療が最高の治療であることを説明する歯科医師。
· インプラントが一生もつと説明する歯科医師。
· 担当歯科医師のインプラント治療の技術、知識、経験を知らずに、安いことを謳う歯科医院をそのまま第一選択にすること。


これらはすべて「間違い」です。ではインプラント治療の真実はなんでしょう。それは以下でお話ししていきます。

インプラントが最も優れているとは思わないでください

インプラントのよさ、つまりいいところだけをお話します。
いいところだけを鵜呑みにして、決して安易にインプラントが自分に一番合った治療方法だとは思わないでください。

固定してよく噛める
自分の歯のようにしっかり噛め、好きなものが食べられる

個性美の再現
見た目の自然感を回復できる

咬合の安定
咬み合わせを一定に保てる

若返り
見た目の若さとともに、精神的若さ回復する

自信の回復
自分の歯を取り戻せたことにより精神的、肉体的に自信がつく

入れ歯や固定式ブリッジなど他の治療方法にはないインプラントの最大のよさは他の歯を削ったり負担を増やしたりしないので、他の歯特に隣在歯の寿命を短くしない。
大切な自分の歯を守る最も優れた予防的治療法といえるでしょう。

インプラントは一生もの?

いつも強い噛む力が加わり、清掃も難しく、自身の歯ですらいつかは失ってしまうような「口腔」という条件の悪い場所に使用されるインプラントですから、埋めれば一生そのままで使えるとは明言できません。

また、骨の性質は、患者さんによって違いますし、清掃の状況は患者さんの生活環境によっても変わります。

定期的なメインテナンスを約束しても、途中で来院されなくなったり、あるいは、通院困難な状態になるかもしれません。

一生もってほしいとは思っていますが、残っている天然歯でさえ一生もつという保証はありません。

これらがインプラントのマイナス面といえるでしょう。
当院がお勧めし、使用しているHA(ハイドロキシアパタイト)コーティングインプラントの臨床成績は、骨が少ないヘビースモーカーなどの難症例も含めて7年生存が96%と他社製品より成功率が高いインプラントなので、安心して使用しております。

インプラントの寿命

メンテナンスを怠って、インプラント周囲炎が進行するとインプラントがグラグラして、抜かなくてはならないことがあります。

また、歯ぎしりなどの強い力によって、インプラントが折れたり、はずれたりすることもあります。

しかし、これらは適切な治療と定期健診(メインテナンス)によってほとんどが防げるものです。

当院使用のHAインプラント製品に限っては、最も取れやすいのはインプラント手術直後の1〜2か月の顎骨が極端に少ない場合とヘビースモーカーに多いようです。

不幸にしてインプラントを抜いた場合でも、ほとんどが一定期間放置により骨の自然再生後か骨の再生療法後にもう一度、埋めかえることができます。
失敗した時の大切な骨への負担も少ないのが、HAインプラントの特徴かも知れません。

インプラントに否定的な歯医者

「インプラントは安心できる治療というが、否定的な歯科医がいるのはなぜ?」という質問を受けます。
何事においてもそうでしょうが、絶対というものはありません。長所と短所は必ずあります。
上述のとおりインプラント治療もいいことばかりではありませんので、それらの短所をどうとらえるかによって、評価は変わってきます。

インプラント治療に否定的な歯科医の意見をまとめてみると、

  1. オッセオイテングレイティッド・タイプのインプラントは約40年の経過であり、
    臨床応用にはまだ早い
  2. 知識、技術の研修機関が不完全で、臨床先行の危険性がある
  3. 従来の治療法(ブリッジ、義歯など)で十分である
  4. 営利重視の治療との誤解と反発

科学が生んだ歯の治療 インプラント より抜粋

インプラントをする歯科医師にはインプラントそのものの技術、知識、経験が必要なのはいうまでもありませんが、それに加えて、補綴(入れ歯や義歯)と外科と予防の高い知識と技術が必要だと考えております。患者さんも自分の口の状態や生活スタイルによって、治療のニーズや適応も違ってきます。ですから、みなさんもまずは正しい知識を身につけた上で、治療選択肢の一つとしてインプラントをとらえてはいかがでしょうか?

インプラントの歴史と研究経緯、そして現在

人工物を使用した歯科用骨内インプラントが臨床的に応用されるようになったのは、1900年代の半ばからです。

種々のインプラント材料、固定法が試みられましたが、1952年、チタンが骨に結合されることがわかり、その後、骨との結合様式や組織との親和性に関する研究と同時に、臨床研究も進められ、オッセオインテグレイティッド(骨に結合された)・インプラントの確実性が証明されたのです。

現在では、国際的にも広く臨床に受け入れられるようになりました。

日本では、オッセオインテグレイテッド・インプラントが導入されてから20年以上になるそうです。

正しく使用されれば、その安全性は確実なものとなってきています。

特に、HA(ハイドロキシアパタイトコーティング)インプラントとよばれる最先端のインプラントは、生体親和性にすぐれ、骨の少ない難症例の場合であれば、最も成功率が高いと臨床データが出てきております。

インプラントと天然歯の違い

インプラント治療によって、見ただけではインプラントと天然歯の区別がつかないようにすることができます。

しかし、天然歯とインプラントは根本的に違うところがあります。
それは天然歯には、歯の根と骨の間に歯根膜という組織が存在していることです。
歯根膜には、微妙な感覚を察知するセンサーがあり、その感覚が脳に伝えられます。

そして歯根膜には、歯にかかる力を和らげるクッションの役目をもっていて、歯はわずかに動きます。
インプラントには、クッションの役目をする歯根膜がなく、動きません。

また、あごの骨と直接結合するため、微妙な感覚は伝わらないと考えられています。
しかし、実際にインプラント治療を受けた人からは、感覚的には天然歯と変わらないという感想が寄せられています。

それは、口の中のいろいろなところにある感覚器官が巧妙に働き、インプラントに触った感覚や食べ物を噛む感触が、脳に伝えられているからだと考えられています。

最新版 科学が生んだ歯の治療 インプラント より一部抜粋

感覚的にはまだまだ、分からないことが多いインプラント治療なのかもしれません。

ミニインプラントって?

患者さんよりミニインプラントについてご相談があります。

今まで通院していた歯科医院でインプラントを希望すると、顎骨の幅が少ないからミニインプラントならできますよと、言われた。ミニインプラントはここでもできるのか?といった感じのご相談です。

ミニインプラントをプチ整形のように簡単なインプラントと考えてしまう方が多いのではないでしょうか?

ミニインプラントはあくまで、暫間(仮の)インプラントであって十分な予後(もち)が期待されるものではありません。
顎の骨が少ないのなら顎の骨を増やして正規のインプラントをした方が断然、予後がいいのです。

ちなみに、ミニインプラントの寿命は平均1〜3年というデータもあるそうです。

インプラント手術そのものは、最近ではとてもシンプルになってまいりました。
おかげさまで、われわれ歯科医師も患者さんも助かっております。

しかし、骨を増やす手術となると熟練した技術が必要で、それが壁となって患者さんにインプラントを勧めなかったり、諦めてもらったり、ミニインプラントに逃げたりしていることも多いですね。

矯正治療の補助や正規のインプラントを行うまでの緊急の暫間処置としてのミニインプラントはおススメです。

症例数や予後の予想など担当歯科医師とよくご相談の上決めることが大切ですね。

インプラントとその歯医者の選び方

人工歯根を埋め込むだけで、見た目も使用感も天然歯とほとんど変わらないとあって人気が高まっているインプラント。

インプラント手術とは、年齢制限がなく、糖尿病や高血圧の方でも、状態のコントロールさえすれば、問題は起きにくい。

かぶせやブリッジの耐用年数は平均で6〜8年で、インプラントは術後7年経っても、96%という高い成功率を誇っているようです。

しかし、人気のインプラント治療ですが、いい歯医者といいインプラント製品に当たらないと成功率は極端に悪くなる場合があるようです。

いい歯医者の見分け方は、まず診査や検査を十分にしていて、それを分かりやすく説明してくれることでしょう。

さらに、その話し方などフィーリングが合うかどうか。

そして最後に、経験豊富かどうかも重要なポイントといえます。

いいインプラント製品とは、当院使用のHAインプラントやブローネンマルクインプラントやITI(アイティーアイ)インプラントでしょう。

これらのコピー版で安価な粗悪品も出回っております。

コピー版は製品の精度が悪いこともあり、知っているいい歯医者は使用することはまずありませんが、大切な体に埋め込む手術ですので確認した方がいいと思われます。

HAインプラントはチタン系インプラントに劣る? その1

私が主に使用しているインプラントはHA(ハイドロキシアパタイトコーティング)インプラントです。

しかし、インプラント治療における世界の潮流はチタン系インプラントが主導権を握ってきたように思われます。

この大きな理由は人種による骨格系の違いが影響しているのかもしれません。

世界で発信されている口腔インプラント関連の臨床的な文献は、コーカソイド(白色人種)を対象にしたものが多く、骨格系に劣るモンゴロイド(日本人など黄色人種)を対象にしたものは、当然少ない。

また、人種を比較解剖学的見地からインプラントを研究したエビデンスもほとんど見られることはありません。

骨格系に優れたコーカソイドは、骨量も豊富であり、骨誘導能を持たないチタン系インプラントでも良好な結果が得られることが多いのではないか。

日本人などのモンゴロイドは、コーカソイドと比較して骨格系に劣り、顎骨(歯槽骨)の質や量においてもその傾向は顕著である。

さらに、日本の医療保険制度と国民の意識の中に、どれだけ歯周病が進んでしまって顎骨にダメージを与え続ける状態の重症歯であったとしても、姑息的に残すことを良しとする歯科医師と患者さんが多いことも事実です。

結果、動揺が大きくなってどうにもならなくなった時点での抜歯もしくは自然脱落した後は、入れ歯の安定やインプラントの安定にとって、とても不利となり後悔することも多いです。

そのような理由からインプラントをされる日本人の顎はコーカソイドと比べて一般的に難症例であることが多いのです。

つまりコーカソイドに有効なインプラントの表面性状や術式が、すべてにおいて日本人に適応すると考えるのは根本的に無理でしょう。

HAインプラントはチタン系インプラントに劣る? その2

私が使用しているインプラントはHA(ハイドロキシアパタイトコーティング)インプラントです。 日本人の骨が西洋人に比べて細く難症例になりやすい、また、抜歯してから少しでも早くインプラントで噛みたいという要望が多いため、チタン系インプラントと比べて高価ですが選択しております。

チタン系インプラントではこの日本人の骨が細いという解剖学的形態と早く噛みたいという要望をカバーできないことが多いのではないかと思います。

世界基準(特に白人)の解剖学的条件や要望条件の乏しいパターンでの臨床成績が、そのまま日本人に合うかどうか疑問であります。

しかし、白人も日本人もインプラントをする上で近い条件があります。

特に抜歯即時埋入インプラントにおいては、コーカソイド(白人)とモンゴロイド(東アジア人)の骨の優劣の差があまりで生じないのではないかと思います。

その理由は、インプラントの埋入部位が抜歯窩というという創部であり、そこに求められるのは、皮質骨のような頑強な骨ではなく、骨髄から豊富に供給される細胞であり、生体の自然治癒能力がどれだけ発揮できるかということです。

いわばコーカソイドとモンゴロイドの違いに関係なく、同じ土俵でインプラントの術式や特徴が検証できるのが「抜歯即時埋入インプラント」ではないかと感じています。

インプラント周囲に多くの組織(主に骨)を新たに再生させなくてはならない抜歯即時埋入インプラントでは、チタン系インプラントの限界が露呈した観がある。

骨形成のための基質を提供できないチタン系インプラントでは、新生骨をチタン表面でサポートすることはできない。

つまり骨伝導能を持たないチタンインプラントでは、抜歯窩の自然治癒をコントロールできる限界点が劣るため、特に重症な歯を抜いた後など抜歯窩骨壁とインプラント表面までの距離が大きなケースなどでは治癒後の骨形態の予想ができないのである。

この抜歯即時埋入インプラントに代表される、骨が少ないなどの条件の厳しいインプラント臨床成績では白人と日本人の違いは少なく、チタン系インプラントとHAインプラントの差は歴然としてきております。

HAインプラントはチタン系インプラントに劣る? その3

私が使用しているインプラントはHA(ハイドロキシアパタイトコーティング)インプラントです。

その理由は、HAコーティッドインプラント(HAインプラント)はHA表面が骨形成の基質や足場と足場となりうる。

抜歯窩に形成あるいは新生されるであろう骨の形態が予想しやすく、実際の抜歯窩即時埋入インプラント周囲に適切な量の骨を確保しやすい。

このようなことから、HAインプラントを使用した抜歯即時埋入インプラントは、コーカソイドやモンゴロイドといった人種に関係なく結果が予想できる世界標準の治療法だと考えている。

難しい症例になればなるほど、チタン系インプラントに比べてHAインプラントの能力を最大限に発揮でき、高い成功率に貢献してくれており、大変助かっております。

顎骨が少ない難症例でも抜歯即時インプラント

不幸にして歯の根にヒビが入ってしまった。

保存治療が困難なため抜歯しかない。

このまま放置すると周りの大切な顎骨がとけて無くなっていく。

こんな時以前は抜歯して、最低一か月くらい傷の治癒を待ってそれから隣の歯を削ってブリッジか部分入れ歯となります。もちろん、その間は歯無し。
ところが今は抜歯して即日インプラントが主流になっています。

条件がそろえば、その日のうちに仮歯まで入るというスピード。

インプラント治療は時間がかかること、手術の回数が多いことで踏みとどまる患者さんも非常に多かった昔に比べて治療時間も手術回数もコンパクトになり患者さんに大変喜ばれています。

以前当院で行った抜歯即時インプラントの症例では顎骨が炎症と膿によって既にかなり損傷しておりました。しかし最新の低位舌側埋入手術法とHAメンブレンテクニックでなんとか抜歯即時インプラントを行うことができました。

HAインプラントは困難な難症例にも適応するすばらしいインプラント材料だと痛感しました。

予後が患者さんにとって素晴らしいものになればと祈っています。

HAインプラントなら顎骨が少なくても

「骨が少ないのでインプラントは無理です」と歯医者に断られたことはありませんか。

最近では顎骨が少なくてもインプラントが可能になってきています。

当然、骨を増や手術を併用しても無理な場合がありますが、当院が使用しているHAインプラントはこのような難症例に適しています。

その理由はインプラントの周りにHA(ハイドロキシアパタイト)がプラズマコーティングされているからです。

このHAコーティングのおかげでこの症例は困難であると予測していた手術でも数ヵ月後に確認してみると成功しているのです。

1ミリしか骨幅がない超難症例にもインプラント手術をさせていただくことがあります。
しかし現在に至るまでしっかり機能していることが確認されています。
インプラントについて
インプラント冊子
大名歯科ホームページ
ご相談メールフォーム
プライバシーポリシー
リンク集
サイトマップ